「セカンドパートナーとは?」
「友達が心の支えと呼べる人に出会って、夫婦仲が良くなったって…それってどういうこと?」

セカンドパートナーは、恋愛関係でも友情でもない、「もうひとりの心の支え」となる存在です。

この記事ではセカンドパートナーの定義や心理的な背景、既婚者の方が気になっているリスクまで解説します。

この記事でわかること
  • セカンドパートナーの定義
  • セカンドパートナーをもつことで得られるメリット
  • セカンドパートナーを求める男女の心理
  • セカンドパートナーのリスクと対処法
セカンドパートナーとは

セカンドパートナーという言葉は、恋愛や結婚といった制度の枠にとらわれず、心の支えとしてのつながりを求める人々の間で自然と使われ始めたものです。  

『友達以上、不倫未満』の著者であるジャーナリストの秋山謙一郎氏によると、2015年頃からこの言葉を使い始めたとされています。

まずはセカンドパートナーの定義について理解していきましょう。

セカンドパートナーとは
  • 恋人でも友達でもない精神的なパートナー
  • 友達や婚外恋愛との違いとは

恋人でも友達でもない精神的なパートナー

セカンドパートナーは冒頭でも触れたように、恋愛や結婚の枠組みでは定義できない、心のつながりを目的としたパートナーシップです。

お互いに愛情をもち、寄り添って一緒に時間を過ごすことで心を満たし、互いの人生をより充実させるための関係性です。

セカンドパートナーとは、大切な友達であり、家族のように心を許せる存在ともいえます。

日常の悩みを打ち明けたり、仕事や家庭とは違う価値観に触れたり、そうした心の拠り所になってくれるのがセカンドパートナーです。

友達や婚外恋愛との違いとは

項目セカンドパートナー友達婚外恋愛
好意・特別な感情あり基本的になしあり
精神的なつながり深いありあり
肉体関係なしなしあり
罪悪感の有無基本的になしなしあり(嘘を伴う)

既婚者の多くが気になるのが、セカンドパートナーと友達や婚外恋愛の違いでしょう。

まず友達との違いは、そこに相手に対しての好意、特別な感情があるかどうかです。

単なる友人としてではなく、お互いを深く理解し、支え合うような関係性を築くのがセカンドパートナーの醍醐味です。

一方、婚外恋愛との最大の違いは肉体関係の有無でしょう。

身体の触れあいを前提にしていないからこそ罪悪感がなく、肉体関係を維持するための「ウソ」もない、それがセカンドパートナーの特徴です。

セカンドパートナーとの関係の境界線とは?許されるのはどこまで?

セカンドパートナーの定義は非常に曖昧であり、多くの人は「セカンドパートナーとはどこまで許されるの?」と考えます。

冒頭でも触れたように、セカンドパートナーは肉体関係を前提としない関係です。

つまり、一緒に出かけたり、電話で話したり、連絡を取り合うのは問題ありません。

また、手を繋いだり、ハグをすることはお互いの心を満たすためには必要なスキンシップでしょう。

実際に、ハグによって受けたストレスが軽減するという科学的なデータも発表されているほどです。

ただし、それ以上のキスや肉体関係はもたない人がほとんどです。

アネモネ
編集部

キスをした勢いでセックスへ進んでしまう可能性も否定できません。

肉体関係をもてば、もはや心のつながりという枠を超え、配偶者にとって裏切りと捉えられる可能性があります。

もちろん、それぞれで関係への境界線は異なるため、セカンドパートナーとよく話し合ってお互いが罪悪感なく、精神的なつながりを優先できるラインを引くのが重要です。

セカンドパートナーとの関係の境界線についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

どうして人はセカンドパートナーを求めるのか。

男女別にその心理に迫っていきましょう。

男性心理

セカンドパートナーを求める男性心理

アンケート結果によると、男性がセカンドパートナーを求める背景には以下のような理由があります。

男性がセカンドパートナーを求める背景
  • 夫婦不和・家庭問題(28.1%)
  • セックスレス(23.7%)
  • 癒し・寂しさ(13.2%)

男性は、家庭でのすれ違いや満たされない身体的・精神的欲求から、心の居場所を求めていることが多く見受けられます。

また、「恋愛」や「若さを保ちたい」といった項目も少数ながら存在しており、自尊心や承認欲求を背景にしたケースもあるようです。

女性心理

セカンドパートナーを求める女性心理

女性の場合は以下のような理由から、セカンドパートナーを求めるようになります。

女性がセカンドパートナーを求める背景
  • 癒し・寂しさ(37.9%)
  • セックスレス・夫婦不和(各17.2%)
  • 恋愛・感情の交流(13.8%)

女性は、「癒し」や「心の孤独感」が最も大きな動機となっており、話を聞いてほしい・共感してほしいという心理が強く反映されています。

また、セックスレスや夫婦不和が背景にある人も多く「女性として扱われたい、愛されたい」という心理も、セカンドパートナーを欲する動機に関係していると考えられます。

セカンドパートナーが与えてくれるもの

セカンドパートナーをもつことで何を得られるのか?と疑問に思っている方も多いでしょう。

パートナー以外の大切な存在が与えてくれるものを説明します。

セカンドパートナーが与えてくれるもの
  • 自己肯定感や心の余裕がもてる
  • 人と話すことで心が救われる
  • 自己成長のきっかけになる
  • 今のパートナーへの大切さへの気づき

自己肯定感や心の余裕がもてる

パートナーに悩みを打ち明けたくても、会話がなかったり、不和により話すのも気まずい方もいるでしょう。

そのような状況が続くと頭の中がネガティブな感情で埋め尽くされ、心の余裕をなくし、自分を嫌いになる負のループが発生します。

そんなとき、セカンドパートナーの存在で、自己肯定感や心の余裕を取り戻せます。

悩みを打ち明けた時にかけてくれた言葉で「私頑張ってるよね」と自己肯定感を得たり、気持ちに共感してもらうだけで心が楽になり、冷静に物事を見られるようになるでしょう。

人と話すことで心が救われる

「誰かに話すだけで、こんなにも心が軽くなるんだ」と感じた経験はありませんか?

セカンドパートナーは、まさにその話せる相手として、心の支えになってくれる存在です。

とくに家庭内で孤立を感じている方にとって、誰にも言えなかった想いや悩みを吐き出せる相手がいることは、何よりの救いになります。

アネモネ
編集部

否定されることなく、ただ「うんうん」と話を聞いてくれるその安心感が、心の重荷を少しずつほどいてくれるんですよね。

自己成長のきっかけになる

人は他者とのつながりを求める生き物であり、それが減少すると孤独になり、自分が自分でないような感覚になります。

反対に人とのつながりで満たされると、自己成長や新たな側面から物事を見るような、視点の拡大につながるそうです。

これはアーサー・アロン氏など複数の心理学者によって提唱された「セルフ・エクスパンション理論」でも説明されています。

この理論では、人は他者との親密な関係を通じて、自分の世界や能力を広げようとする欲求があるとされます。

セカンドパートナーは、まさにそのような「自己成長のきっかけ」や「自分を取り戻す場」になってくれる存在です。

単なる寂しさの埋め合わせではなく、新たな視点や感情を与えてくれる存在として、日常の中で心の支えになってくれるでしょう。

今のパートナーへの大切さへの気づき

意外かもしれませんが、セカンドパートナーの存在によって、改めて今のパートナーの大切さに気づく人も少なくありません。

外の世界で心の余裕を得ることで、家庭内の関係を客観的に見られるようになったり、忘れていた感謝や思いやりの気持ちがよみがえってきたりするのです。

「セカンドパートナーとの関係が、夫婦関係を見つめ直すきっかけになった」と話す方も、実際に多いです。

これは、実際の体験談でも多く語られているリアルな変化のひとつといえるでしょう。

事実、セカンドパートナーの存在によって離婚を回避して、夫婦関係を再構築することに成功した方もいます。

今、夫婦関係にお悩みの方は、こちらの記事もご覧ください。

セカンドパートナーに潜むリスクと向き合い方

精神的なつながりで人生を豊かにしてくれるセカンドパートナーですが、もちろんリスクがないわけではありません。

具体的にどのようなリスクがあるか、またそれに向き合うための方法をご紹介します。

セカンドパートナーに潜むリスクと向き合い方
  • 配偶者バレによるトラブル
  • セカンドパートナーとの感情のもつれ
  • 「頭おかしい」などの偏見への罪悪感

配偶者バレによるトラブル

セカンドパートナーの存在が配偶者にバレることで、トラブルが発生するリスクはあります。

肉体関係をもっていないとしても「自分とは別の異性と外で会っていた」という事実は、配偶者にとって気分の良いものではありません。

また、セカンドパートナーの存在を裏切りと捉え、あなたへの気持ちが冷めてしまうこともあるでしょう。

このようなリスクを防ぐためには、配偶者へバレない行動をとることです。

不貞行為がないとしても、セカンドパートナーの存在は配偶者を傷つける可能性があります。

連絡の方法や会う頻度、予定の優先度などにおいて、家族を第一優先に考えて行動するようにしましょう。

セカンドパートナーとの感情のもつれ

最初はお互いに「一線を越えない」と決めていたとしても、心の距離が近づくほど、感情が複雑になることもあります。

アネモネ
編集部

相手に期待しすぎたり、自分でも気づかないうちに依存してしまったり、逆に相手から強い想いをぶつけられて戸惑うことも。

そのようなもつれを避けるには、関係の目的や距離感を定期的に見直すことが大切です。

お互いにとって心地よい関係でいられるよう、無理のない範囲で付き合う意識を持ちましょう。

世間からの偏見への罪悪感

セカンドパートナーの概念は徐々に広まりつつありますが、世間でもまだ受け入れられておらず、周囲から「頭おかしい」「結局裏切り行為でしょ」と心ない偏見を持たれることがあります。

しかし、ここで自分を責める必要はありません。

人とつながりたいという心理は誰しもにあるものであり、結婚しているからといって人間関係を排除する必要はありません。

セカンドパートナーとの関係は、あくまであなたが心を満たし、それによって家族や周囲の人との関係をより良くするためのもの。

偏見に振り回されるのではなく、自分の心の声に耳を傾けてあげてください。

心無い言葉に傷つきやすいあなたへ向けた、ひどい言葉との向き合い方の記事も参考にしてみましょう。

セカンドパートナーについてよくある質問

最後に、セカンドパートナーについてよくある質問をまとめました。

Q
セカンドパートナーを見つけるベストな方法は?

A

最も重視すべきは、セカンドパートナーの定義を共通認識として持っている人と出会い、関係を築くことです。

この定義にずれが生じると、気持ちのもつれやさまざまなリスクを引き起こします。

目的のミスマッチを防いで出会いを探すには、既婚者専用マッチングアプリが最善の選択肢です。

同じ境遇で互いを理解し合える相手に出会えるため、良好なセカンドパートナーシップを築けるでしょう。

Q
セカンドパートナーに職場の人を選ぶのはアリですか?

A

職場はお互いの人柄を知りやすい環境ではありますが、リスクも大きいです。

関係がこじれたときに仕事に支障が出たり、まわりに知られてしまうリスクも避けられません。

安心して関係を築くためには、職場外で出会うほうが無難です。

意図せぬトラブルを防ぐためにも、公私の線引きは意識しておきましょう。

Q
セカンドパートナーと長続きするコツは?

A

お互いの立場や家庭を尊重し、干渉しすぎないことがポイントです。

「何でも話せる相手」であっても、距離感を大切にすることで関係は安定します。

また、連絡頻度や会うタイミングについても、無理をしない範囲で心地よいペースを築くことが大切です。

一方が求めすぎてしまうと関係が偏ってしまうため、お互いに心のバランスを大切にする姿勢が長続きのポイントです。

セカンドパートナーとは、恋愛でも友情でもなく、人生をより豊かにする「心のつながり」を大切にした関係です。

誰にも話せない気持ちを共有できたり、孤独を埋めてくれたり、思いがけず自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。

もちろんリスクもありますが、それを理解したうえで自分にとってのより良い人生を選ぶことは、誰にでも許された権利です。

人とつながりたいという心理は誰しもにあるものであり、結婚しているからといって人間関係を排除する必要はありません。

アネモネ
編集部

大切なのは、誰かにとっての正しさではなく、自分にとっての幸せ。

「こんな関係があってもいいんだ」と思えたとき、あなたの心は少し軽くなっているはずです。

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