結婚生活を送りながらも互いの外部での恋愛を許容する「オープンマリッジ」という概念。これは新しい形の自由な結婚スタイルとして徐々に認知されつつあります。

伝統的な結婚観に囚われずに、このような関係が実際に機能するのか疑問を抱く人も少なくないでしょう。この記事では、オープンマリッジの基本的な理念や、始め方、パートナーの探し方について解説します。

オープンマリッジとは

オープンマリッジってどんな関係?

オープンマリッジ、すなわち開かれた結婚とは、夫婦が互いに合意の上で婚外の関係を許し合う生活形態を指します。この生活形態は、「家庭を守る限りにおいては、外での恋愛活動も許される」という非常に斬新な考え方に基づいています。1970年代には、アメリカの社会学者によって初めて提唱され、それ以降、徐々に人々の間で知られるようになりました。

この概念は、もともと「夫婦関係はこれが正しいという固定観念から脱却し、互いの成長を促すような自由な結婚形式を目指そう」という提案から始まりました。しかし、時が経つにつれて、所謂「公認不倫」とみなされるような、婚外恋愛を容認する結婚スタイルとして広く受け入れられるようになりました。

「卒婚」との違い

一方で、「卒婚」というライフスタイルも存在します。これは、夫婦が互いに干渉せずにそれぞれの人生を歩むというスタイルで、2004年に杉山由美子によって提唱された概念です。卒婚は離婚ではなく、愛情がなくなった仮面夫婦とも異なります。夫婦が別居する場合も同居を続ける場合もあり、どちらも夫婦双方の合意に基づく前向きな選択とされています。

オープンマリッジと卒婚の最大の違いは、オープンマリッジが外部での恋愛を自由に行える点にあります。卒婚の場合、配偶者以外の異性との肉体関係は不貞行為にあたり、慰謝料請求の対象となる可能性がある点で大きく異なります。

オープンマリッジを選択するワケとは? 【メリットとデメリット】

オープンマリッジを選ぶ理由は多岐に渡りますが、ここでは特に注目されるメリットとデメリットを深掘りして解説します。

オープンマリッジのメリット

  1. 自由で成長を妨げないライフスタイル
    オープンマリッジの根底には、「結婚後も個人の成長や自由を束縛せずに促進する」という考えがあります。伝統的な結婚観では、夫婦は一緒に過ごす時間が多く、それぞれが社会的な役割を果たすことが期待されがちです。しかし、このような枠組みは、個人の成長や本質的な自己表現を阻害する可能性があります。オープンマリッジでは、互いの独立した活動を尊重し、外での経験を夫婦の関係に反映させることで、より豊かな人生を目指します。
  2. 結婚していながら、性的な自由を得られる
    多くの人は、パートナー以外との関係に興味を持つことがあります。オープンマリッジにおいては、このような願望を抑圧することなく、新たな恋愛経験を求めることが可能です。これにより、関係のひずみや不満を避け、互いにとって有意義な経験を積むことができます。
  3. 離婚など法的リスクにさらされない
    オープンマリッジでは、互いの合意のもとで婚外関係が許されているため、不倫が原因での離婚や慰謝料請求のリスクがありません。これにより、法的な問題に巻き込まれることなく、自由な恋愛を楽しむことが可能になります。
  4. 夫婦の再構築の方法の一つになる
    セックスレスや他の夫婦間の問題に直面している場合、オープンマリッジは関係の再構築に役立つ選択肢となり得ます。これは、外部での関係が夫婦間のコミュニケーションや理解を深め、結婚生活に新たな活力をもたらすからです。

オープンマリッジのデメリット

  1. 周囲からの理解を得られにくい
    オープンマリッジは、一般的な結婚の枠組みから逸脱しているため、周囲からの誤解や批判を受けやすいです。同じ価値観を持つ人々とのコミュニティが限られているため、理解者を見つけるのが難しい場合があります。
  2. 婚外パートナーと結婚してしまう可能性も
    信頼関係の上に成り立つオープンマリッジでも、外部の関係が深まることで、最終的には夫婦関係が破綻するリスクが全くないわけではありません。外部のパートナーとの関係が本気になりすぎてしまった場合、離婚へと進む可能性も考慮しなければなりません。夫婦である前提の下で、お互いが最も大切な存在であることを忘れずに、関係を管理する必要があります。

オープンマリッジを選択するには、そのメリットとデメリットを十分に理解し、夫婦間での深い信頼とコミュニケーションが不可欠です。また、周囲からの誤解や偏見に対処する強さも必要になります。夫婦それぞれのニーズと期待を調和させ、お互いの成長と幸福を目指すことが、オープンマリッジを成功させる鍵となります。

オープンマリッジに向いている夫婦って?

信頼関係があり、結婚生活を続ける理由がある

オープンマリッジに適した夫婦は、互いに深い信頼関係を築き、結婚生活を継続する明確な理由を共有しています。パートナー以外の人との関係を許容することが、一方を失う恐れがあるという不安を招くことは、自然な反応ですが、この不安を乗り越えられるほどの強固な信頼関係と、お互いを思いやる気持ちがなければ、オープンマリッジは難しいかもしれません。

また、オープンマリッジを選ぶという決断に対して、「そもそも離婚すれば良いのでは?」と疑問を持つ声も存在します。しかし、「子どもが成人するまでは別れたくない」や「恋愛感情はないが、家族としての愛情はある」といった、婚外の関係を持ちながらも結婚生活を続けるための確固たる理由がある場合、オープンマリッジは有効な選択肢となり得ます。

常識にとらわれない、柔軟な考え方を持っている

オープンマリッジは、一般的な「恋愛や結婚は二人の間で完結するもの」という考え方から逸脱したライフスタイルを指します。このため、社会の一般常識に囚われず、「世間ではAが一般的だけれど、私たちにはBの方が合っている」と柔軟に考え、選択できる夫婦に適しています。ただし、私たちは一般的な社会の中で生活しているため、社会のルールに適応しつつ、自分たちの価値観を貫く柔軟性と臨機応変さも必要です。

バランス感覚が優れている

バランス感覚が優れている夫婦も、オープンマリッジに向いています。複数のパートナーを持つとなると、それぞれとの関係に必要な時間やエネルギーの配分、愛情の表現に更なる注意が必要となります。全ての関係者が満足するバランスを見つけ、維持することは容易ではありません。また、複数の人との関係に慣れていないと、精神的な不安定さを感じやすくなることもあります。相手の感情に寄り添い、適切にケアを行いながら、全員が納得できる関係を築ける人に、オープンマリッジは適していると言えるでしょう。

オープンマリッジの始め方

オープンマリッジを始めるタイミングとは?

結婚前に価値観をすり合わせる

オープンマリッジへの道は、結婚前の段階で互いの考え方をしっかりとすり合わせることから始まります。この初期段階で、どのようなライフプランを描いているのか、また、どんな結婚生活を送りたいのかについて、お互いに開かれた話し合いを持つことが、後々の誤解やすれ違いを避けるためには不可欠です。婚外関係に関する初期ルールの設定も、この段階で行うとスムーズです。一部のカップルは、「結婚しても恋愛を続けたい」という条件の下で婚姻届を提出することを選択します。

新婚期にこのような話題を持ち出すことに対し、「信じられない」と感じる人もいるかもしれませんが、人の気持ちは時間とともに変わる可能性があります。例えば、「もし病気になったらどうするか」などの話し合いは、健康なうちにしておくことで、将来的に大きな助けとなり得ます。

結婚後の問題解決手段として

結婚後にオープンマリッジの概念に触れ、それを夫婦の問題解決手段として導入することも一つの方法です。ただし、この話をどのように伝えるかは、相手の性格や受け止め方によって大きく異なるため、慎重に進める必要があります。

オープンマリッジについてパートナーと話し合う際は、相手の価値観や信頼関係の深さを考慮しながら、徐々に話題を深めていくことが重要です。結論を急がず、相手のペースを尊重しながら、対話を重ねていくことが大切です。

相手の理解を得られたら、次に進むべきはオープンマリッジのルール設定です。これらのルールは、二人が快適に過ごせるためのガイドラインであり、具体的には婚外関係の許容範囲や、外泊の可否、性病検査の頻度など、多岐にわたる項目を含みます。これらのルールは、実践しながら必要に応じて調整することが可能です。

最後に、将来的な誤解や法的な問題を避けるため、合意した内容を書面に残しておくことをお勧めします。必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも、安心への一歩となるでしょう。

どう伝える?

オープンマリッジについてパートナーに伝える際は、まず相手の性格や価値観を十分に理解し、この話題をどのように受け止める可能性があるかを慎重に考慮することが重要です。パートナーが従来のモノガミー(一夫一妻制)の関係に強く固執しているのか、それとも新しい考え方に対して柔軟に考えることができるのかを見極める必要があります。また、自分との信頼関係が十分に築かれているかどうかも、この話を進める上での重要な要素です。たとえパートナーがオープンマリッジの考え方に最終的に同意しないとしても、少なくとも話を聞いてくれるだけの関係性があるかを確認することが求められます。

このようなデリケートな話題を伝えるにあたり、相手が受け入れやすい環境やタイミングを選ぶことが肝心です。例えば、お互いにリラックスできるプライベートな空間や、相手が精神的に安定していて、オープンにコミュニケーションが取れそうな時を見計らうことが望ましいです。また、話し合いは一度に全てを解決しようとせず、数回に分けて少しずつ深めていくほうが、相手にとっても受け入れやすくなります。

話題を切り出す際には、「オープンマリッジについてどう思う?」といった直接的な質問から始めるのではなく、まずはお互いの関係の価値観や将来について話し合うことからスタートするとよいでしょう。そこから徐々に、「もしもの話として、他の人との関係を持つことについてどう感じるか?」といった形で、自然にオープンマリッジの話題につなげていくことができます。

最も大切なのは、相手の意見や感情を尊重し、強制的に自分の価値観を押し付けないことです。相手の反応を注意深く観察しながら、話を進めるかどうかを判断し、相手のペースを尊重することが、建設的な対話を築く上で不可欠です。また、相手が質問や懸念を持った場合は、誠実に答えるよう心がけ、理解を深めるための努力を惜しまないことが重要です。

ルールを決定する

ルールを定める際には、オープンマリッジを円滑に進めるための基盤となるガイドラインを作成します。この過程では、双方が心地良く感じることができるよう、個々のニーズと快適性を最前面に考え、お互いの意見を尊重することが非常に重要です。ルールの設定は、二人の関係を守り、同時に個々の自由を保証するためのものであるため、具体的かつ柔軟なアプローチが求められます。

ルール設定のステップ

  1. 婚外関係の範囲の明確化
    • 婚外関係が許容される範囲を明確にします。これには、感情的な関係だけでなく、肉体関係の有無も含まれます。どこまでが許容されるかについての明確な線引きが必要です。
  2. 性風俗の利用についての合意
    • 性風俗の利用が許可されるかどうか、またその条件についても合意を形成します。
  3. 婚外パートナーの人数制限
    • 同時に関係を持てる婚外パートナーの人数に上限を設けるか、または無制限にするかを決定します。
  4. 会う頻度と外泊のルール
    • 婚外パートナーと会う頻度や外泊の可否、外泊が許される場合の回数制限について合意します。
  5. 避妊と性病検査に関する規定
    • 避妊の必須性、性病検査の頻度やタイミングについて取り決めます。これには、婚外パートナーとの間で子どもをもうけることが許されるかどうかも含まれます。
  6. 婚外パートナーとのエピソードの共有
    • 婚外パートナーとの体験やエピソードを共有することが許されるか、またその範囲についても話し合います。
  7. 婚外パートナーの紹介
    • 婚外パートナーを互いに紹介するかどうか、その条件について合意します。
  8. オープンマリッジの公表
    • オープンマリッジの関係を他人に公表することが許されるか、またその範囲についても話し合い、合意を形成します。

実践しながらのルールの調整

設定したルールは、実践を通じて必ずしも最適であるとは限りません。経験を積むことで、新たな課題や予期しなかった感情が生じる可能性があります。そのため、ルールは柔軟に見直しを行い、双方にとってより快適な関係を目指していくことが重要です。この過程で、定期的なチェックインや感情の共有を行うことで、互いのニーズに合った調整が可能になります。

書面に残しておく

書面に残すプロセスは、オープンマリッジの合意事項を公式化し、将来的な誤解や不一致を防ぐために極めて重要です。この手続きは、双方の合意が明確に文書化されることで、お互いの約束を確実なものにし、法的な保護を提供する可能性があります。具体的な手順としては、以下のようなアプローチを取ることが推奨されます。

書面に残す手順

  1. 合意内容の明確化
    • オープンマリッジにおけるルールや条件、お互いの期待を明確にし、具体的な条項をリストアップします。これには、婚外関係の範囲、外泊のルール、性的健康に関する取り決めなど、先に合意した全ての項目が含まれます。
  2. 文書の形式を決定
    • 合意事項をどのような形式で文書化するかを決定します。簡潔なメモ形式から、より正式な契約書の形式まで、関係の性質や個人の好みによって選択が分かれます。必要に応じて、法的助言を得ることも考慮に入れましょう。
  3. 文書の作成
    • 合意内容を基に、文書を作成します。この段階で、明瞭かつ理解しやすい言葉を用いることが重要です。可能であれば、法律専門家によるレビューを受けることで、文書の内容が適切かつ法的な問題がないことを確認します。
  4. 署名と保管
    • 双方が文書の内容に同意したら、署名を行います。この署名は、お互いが合意事項に納得し、それに従うことを約束する意味を持ちます。作成した文書は、双方がアクセス可能な安全な場所に保管し、必要に応じて参照できるようにします。
  5. 定期的な見直し
    • 関係の変化や新たな課題に対応するため、定期的に文書の内容を見直し、必要に応じて更新します。このプロセスは、双方が変化するニーズや状況に適応し、常に良好な関係を維持できるようにするために役立ちます。

書面に残すことは、オープンマリッジを構築する過程での相互理解と信頼の強化に寄与します。また、将来的な不一致や誤解を防ぐための予防策としても機能し、双方にとって安心感をもたらします。専門家の助言を得ながら、丁寧にプロセスを進めることが推奨されます。

オープンマリッジの相手の見つけ方

オープンマリッジのパートナーを見つけるためのプラットフォームは多岐にわたります。各々の特性を理解し、利用することで、自分に合った相手との出会いを実現することができます。

SNSを活用する

TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアは、気軽に始めることができる無料のプラットフォームです。ここでは、オープンマリッジに関する情報の発信や、同じ考えを持つ人々との交流が楽しめます。特にTwitterでは、オープンマリッジを実践している人々の経験談やアドバイスを直接聞くことが可能です。しかし、これらのプラットフォームは出会いを目的としたものではないため、実際に会うまでには相手とのコミュニケーションを十分に重ねることが推奨されます。また、年齢確認がないため、詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクも考慮する必要があります。

交流イベントに参加する

ポリアモリーやオープンマリッジに興味がある人々が集まる交流イベント、例えばポリーラウンジなどは、同じ価値観を持つ人々との繋がりを深める場として最適です。これらのイベントは、相手探しを主目的とするよりも、意見交換や情報共有の場として設けられることが多いです。都市部での開催が主ですが、オンラインでのイベント開催も増えているため、地方に住んでいる人でも参加しやすくなっています。

マッチングサービスを利用する

出会いを目的として利用者が集まるマッチングサービスは、オープンマリッジのパートナーを探すにはもっとも効率的なツールの一つです。オープンマリッジを実践している人の数は全体としては少ないかもしれませんが、大手のマッチングサービスには多数の登録者がおり、プロフィールでオープンマリッジに興味があることを明記している人も見つかります。既婚者が利用する際は、既婚者でも登録可能なサービスを選ぶことで、トラブルを避けることができます。

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各プラットフォームを利用する際には、自己責任と十分な配慮をもって、安全に出会いを探求することが重要です。

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