婚外恋愛で罪悪感を抱えることは、仕方がないこと

婚外恋愛、実はこの世で多くの人が、経験があることです

いつの時代もそれは変わらず存在しましたが、こんにちの日本において婚外恋愛などはとても世間の目は厳しい視線を浴びます。
ですが、多くの人が婚外恋愛をしつつも罪悪感を抱えているのも事実。

それでも世間の目は依然、とても厳しいものです。
婚外恋愛をすることにおいて、罪悪感を感じて当たり前のことです。
当コラムに答えはありませんが、それでも「仕方がないよ」と伝えたい。
否定も肯定もできないけれど、Anemoneだけでも肩を抱いてあげたいような、そんな気持ちです。

状況や環境、関係そのものが変わることはありませんが、せめて「仕方がないよ」と言いたい。
我々Anemoneが言えることはその程度ですが、少しでも、一瞬でも安心になれたら幸いです。

婚外恋愛がいけないことなのは百も承知

この日本において婚外恋愛がいけないことだと言うのは誰もが知っています

つまり、婚外恋愛をしている人というのは、自分がいけないことをしているということは理解していますし、そんなことは百も承知の中で婚外恋愛を進めているには、理由があるからなのです。
正当化しようとしているのではなく、事実として婚外恋愛が必要な人がいる。
決して婚外恋愛を完全に肯定することもできないのですが、完全に否定することもできない、どちらにも振り切れない気持ちをAnemoneも抱えています。

人間って、そんなにできたものでしょうか？

多くの人が婚外恋愛を非難します。

道徳、法律順守の面から、もしくは日頃のストレスの発散から、様々な動機があります。
ですが、彼らは婚外恋愛をしている当事者ではなく、当事者の背景、事情を全く理解していません。
夫婦の数だけ関係の形は違いますし、そこにどんな問題があるかも、夫婦の数だけ種類があります。
なので何も事情を知らない人が当事者のことを攻撃することに、実際に意味はありません。
婚外恋愛自体が違法であったり、配偶者や子供を傷つけることは変わりませんが、それでもそこに向かうには、様々な背景が存在するのです。

婚外恋愛を適当にしたり、
その行為を正当化したり、
配偶者や家族を傷つけたり、
不誠実な人がいることも確かです

しかし、そうではなく罪悪感や愛情といった相反する感情を一人で抱えつつも婚外恋愛を続けている人もいることも事実なのです。
「婚外恋愛をする人」にも、様々な理由や事情があります。

「仕方がない」という赦し

「仕方がない」

これを言うことで何かが解決することもなければ、何かが変化することもない

ある意味、正当化ともとれ、
ある意味、諦めともとれる

しかし、「仕方がない」という言葉はその状況、自分そのもの全てを一旦受け入れる行為なのです。

自分の夫は家庭人で子供の父親に申し分はないが、セックスレスである場合
子供の父親としては素晴らしいが、男として見れない
周りの友達は自分の夫を褒めてくれるし、自分から見ても父親としては本当に素晴らしい

だから夫に対して男を感じないことを責めてしまう
割り切れない気持ち、自分を責める気持ち
女でいたい自分と、母親になりきりたい自分
良い父親である分、男としての魅力を感じられない自分

仕方がない

「仕方がない」と言っても何も変わらないですし、自分が許されるわけではない。
夫や子供を傷つけている事実に変わりもない。

でも、仕方がない

そうして自分を赦（ゆる）す瞬間があってもいいのではないか、と思います。
人間は簡単に割り切れる生き物ではなく、正解も不正解も理解していても、どうしようもできない出来事もあります。
自分だけではどうしようもできないことは、「仕方がない」と思うしかない。
現実が実際に何も変わることはないけれど、「仕方がない」と、一瞬思ってもいいのではないでしょうか

まとめ；罪悪感を抱えるということは、向き合っているということ

自分を正当化していたら罪悪感を抱えることもありません
申し訳ないという気持ちを抱えているから罪悪感を抱く

その罪悪感は配偶者や子供への愛情と婚外恋愛相手への愛情や感謝、裏切りについて真面目に考えている証拠でもあります。

確かに配偶者や子供を裏切っている
その事実は変わらず、もしそれが表に出た時に自分は多くのものを失うのかもしれない

そんなことはわかっている
みんな、そんなことはわかっています

そういう人は好き好んで婚外恋愛をしているのではなく、むしろ家族や子供に向き合えるエネルギーを培うために婚外恋愛をしている人も多く、皮肉なことに婚外恋愛相手がいることで、配偶者や子供にフラストレーションを抱えることなく、一番大切な家庭がうまく回っていく場合も多い。
そういったジレンマの内訳が簡単に他人にわかるわけもありませんし、わかってもらう必要も無いのです。

他人を断罪できる人は、本当はいないのです。

Anemoneは事情が想像できる分、良いも悪いも言えません

配偶者や子供から見たら婚外恋愛は悪ですが、
当事者からしたら救いの面を持っている

誰にとって悪で、誰にとっての救いか、それによって意見も変わりますし、そこに口出しする資格もないのです。

だから答えが無いのです

答えは無いですが、不倫は許されないというこの世で、Anemoneだけでも「仕方がない」と言いたいのです

否定も肯定もなく、ただただ「仕方ないよね」という、肩に手を添えるだけのものです
解決もしなければ許されるわけでもないですが、「仕方がない」と思う瞬間くらい、あっても良いと思うのです