セックスレスに陥る夫婦は全体の6割以上という調査結果が出ています。(※レゾンデートル調べ)
一見、夫婦のセックスレスは大したことない、という風潮もありますが、実は夫婦関係を継続するにあたり、大きな役割を持っていることはそこまで知られていないと思うことが多いです。
深く分析すると日本の社会問題、働き方や、そもそもの日本人の民族的気質など、かなり広範囲の影響を受けている感覚があります。
ですがそれは一人が変えることは難しく、私たちにできるのは「目の前のセックスレス」を改善するにはどうすれば?をまずは考えるしかありません。
また、女性は特に自分からセックスしたい、など言葉にすることは苦手な人が多いですし、うまく言葉にできなかったりします。
勇気を振り絞って旦那さんを誘っても心ない返事がかえってきたり、そっけなくされたり、、、
そういった体験を繰り返すうちに心の傷が深くなっていきますよね。
私は女に見られてないのかしら
こういった経験は確実に心を削っていくので自己肯定感も下がりますし、一緒にいても良い家族で良い父親ではいてくれるけど、私を女として見てはくれないんだ、という悲しい気持ちになりますよね。
セックスレスに一度陥ると改善するのは至難の業ですが、今回お話を聞かせてくださった方は独自の方法でセックスレスを改善したそうで、その方法を聞かせてもらいましたのでセックスレスに悩んでおられる女性のひとつのアイディアとして参考にしてくださったら幸いです。
何度も誘って心が折れた苦い思い出
メイさん(仮名)44歳/東京都在住/事務職
メイさんが出産したのは34歳の時、40歳前後でお子さんが小学校に入学し、メイさんご自身も正社員として復職しました。
「3年以上、セックスレスでした。とにかく当時は辛くて辛くて、旦那に理由を聞きたかったんです。理由がわかればどうすればいいかわかると思って…とにかく当時は結果的に旦那を追い詰めてしまっていました…」
実はセックスレスはその当時で既に3年ほど経過。
メイさんは旦那さんを大好きだったのでセックスに誘いますが「疲れている」と返される日々。
そのうちメイさんは「自分になにか悪いところがあるのでは」と思い、旦那さんに「どうして?」などと理由を何度か聞きました。メイさんとしてはセックスレスになる前の、あの気持ちをお互いに感じたいな、というものですが、旦那さんからの返事で衝撃を受けます。
「なんでいつもセックスの話ばかりするんだよ!僕たちはもう親になったんだぞ?きみはそんなにセックスが好きなのか!?」
メイさんは単純に旦那さんがセックスしたくない理由を知りたかっただけですが、旦那さんとしても何度も聞かれて辟易としてしまったのかもしれません。
セックスレスの理由を教えてくれない男性って実はいるんですよね。
理由は「女を感じなくなった」「疲れてるから」などと様々ですが、実は男性側としては「理由を言わない優しさ」だったりもして、そこは女性と男性がいつまでも分かり合えない部分だったりするものです。
しかしメイさんはそんなメカニズムは知らなかったので、ひたすらにショックを受けてとても落ち込んでしまいました。
メイさんの出した答えは「不倫」
「「結局、不倫なの?」と思われるでしょうけど笑」と、メイさんは少しバツが悪い表情で答えてくれました。
話を聞いている我々も、確かに「解決策が不倫なのかな?」と一瞬思わないこともなかったのですが、メイさんは続けました。
「私がまずしたのは、「自分を省みる」ということでした。
旦那にとって私はセックスをしたい女性だったか?と自問自答してみたんです。
そこで「女性らしさを忘れていたな」と思うに至りまして、もちろん他に理由はあったのかもしれないですけど、その時は「女性らしさが足りないな」と結論づけたんです」
「そう思う理由ってあったんですか?」
「ありました。
私も正社員で復職しましたけど、その前から育児でかなり疲れていました。
セックスレスになる前に、旦那の誘いをむげに断ったこともありましたし、忙しいのは本当でしたけど、例えばお化粧や服装、話し方とか、今思えば女らしさもそうですけど、旦那に優しくしてあげられなかった時も多かったな、と」
「そう思うと少し楽になれましたか?」
「はい。でも、セックスレスには変わりないですからね笑
なのでまず、「旦那がセックスしてくれないフラストレーション」そのものを、他の人とセックスすることで埋めようとしました」
「でも、相手は旦那さんではないですよね?」
「そうですね笑」
とにかく「余裕を作る」という方向にシフトした
旦那さんが満たしてくれない「セックス」を不倫をしてまずは体を満たしたというメイさん。
でも結局は体しか満たされてないのでは?という疑問が残りました。
「一見そう思いますよね、体だけじゃない、って。
でも大きな発見がありまして、体を満たしたら余裕が生まれたんです。
相手は旦那じゃないけど、私もちゃんと求められて、女だったんだ、ということが証明された気持ちですね。
自己肯定感が少し戻ってきて。」
「それから変わったことってありましたか?」
「まず旦那とのセックスレスについて考える時間が減りました。当時の私の相手も既婚だったんでお互い時間が無いながらも時間を作って会っていたので、ちょうどよく旦那のことを忘れられたんです。それまでは考えすぎだったので笑
そして、実際セックスすることによって、それまでおざなりになりがちだった体のケアを始めて、そのうち心のケアというか、それが余裕が生まれたということなんでしょうけど」
ある日、旦那さんから誘われた
「かなりぶっ飛んだ解決策ではあったんですけどね笑」と笑うメイさんは、とても色っぽくて素敵でした。
その後、一年経たずして旦那さんからセックスのお誘いがあり、無事、セックスレスを改善したというメイさん。
今では当時学んだことを活かしてセックスレスを回避するようにしているそうです。
「他に学んだことってありましたか?
「そうですね、もちろん当時、旦那にも責任があったと思いますし、私がしたことも良いこととは言えないことでしたけど、それほど自分は追い詰められていたということには変わりないですし、旦那をすごく恨んだ時もありました。悲しかったですし。
でも、旦那と一緒にいたいのであれば、旦那のセックスしたくない気持ちを受け入れなくてはならないと思いましたし、だけど自分の満たされない気持ちも埋めないととても辛い。
そういった折り合いの最終形が不倫だったんだと思います。
決して堂々と言える話ではないですけど、結果的にあの時の自分の選択に間違いはなかったと思っています。
まず自分が何かをして変わるしかないし、やれることをやってダメなら別れるしかない、と」
今でもセックスレスになる可能性はまだある、と言っていたメイさん。
「旦那は愛してるけど、どうしても時々心無い言葉をかけたり、女性らしさを忘れがちになりますからね笑
でも今は意識しているので、ちゃんとする時はする、と割り切って考えています。
今では美容を趣味にしたりもしていて、それはそれでけっこう楽しいんです笑
旦那とセックスレスにならなければ、そんな趣味にハマったりはしなかったでしょうね笑」
まとめ
セックスレスの理由というのはたくさんあると思います。
ですので今回はその中のひとつで、一風変わった解決方法だったとも感じます。
メイさんの尊敬するところは「自分を省みたこと」そして「何が一番大切か」を理解していたこと。
セックスレスになった時、まず相手を責めてしまうところですが、メイさんは「旦那もひどいけど、自分にも何か落ち度があったのでは?」と思うことは中々できないことと思いますし、その後、不倫に振り切った大胆さにも驚きました。
最後にメイさんに伺ってみました。
「ちなみに当時のお相手とはどこで知り合ったんですか?」
「独身用のマッチングアプリでした。
でも、既婚とは書けないので中々似たような状況の方と知り合えず、そこにまず戸惑いましたね笑」
既婚者のマッチングアプリ利用人口は600万人以上にものぼります。(※参照元 manamina)
それぞれの立場に適した場所で出会うことも大切なんだと思いました。
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